さて、先日近所の自転車屋さんで取寄せ依頼したブレーキシューが届きました(受けとってから何週間も経ってしまいましたが、実際に取付作業をしたのは今日です…てゆーか予備用のカートリッジに取り付けただけで、実車には旧タイプのシューのラスト品を取りつけました)。今回買ったのはSWISS STOPのシューです。アルミリム用で、ウェット・コンディションに強いと言われるタイプです。
SWISS STOPのブレーキシュー「Flash Pro BXP」
結構良いお値段なので、前輪にしか使いません(笑)。ブレーキは前後比7:3~6:4位の割合で利かせるので、より重要な前輪にだけ安心な高級シュー(自動車(4輪)も後輪より前輪にデカいディスクブレーキ付けているででしょ、あれと同じようなものです)。当てブレーキ(速度コントロール)を多用する後輪側はシューの摩耗が早いので(雨の中を走るとあっという間に減ります)、安価なシマノ純正品です。前輪だけ高級品SWISS STOPを使う理由として、ロックしにくいというのも大きいです(後輪はロックしてもタイヤが滑るだけですが、前輪をロックさせてしまうと前転→大事故になりかねません)。
ブレーキシュー各種
写真の左から、①シマノ純正品、②SWISS STOP Flash (旧モデル、未使用品)、③SWISS STOP Flash Pro BXP (新モデル、今回買った物)、です。SWISS STOPはブレーキシューの水切り溝の形状が変わりました。
SWISS STOPの新タイプ・Flash Pro BXPの水切り溝、カンパ(※後述)製のシューに似ています。水の切れを考えると、この溝はカンパ風に傾けておくのが正解な気がします(ちなみにシマノ製の溝はホイール回転方向に対して垂直です)。カンパの特許出願から20年が過ぎ、他社が似た形状が使えるようになったとか、そういうことかも知れません(ちゃんと調べた訳じゃありませんが…)。
- “カンパ”…Camagnolo (カンパニョーロ)の略。イタリアの大手自転車パーツブランド。日本のシマノ、米国のスラムと並ぶ大手自転車部品メーカーです。
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- 後輪は特に左右非対称、「お猪口」状にスポークが張られていて(ハブ右側にギアを付けるスペースを空ける必要上、仕方ありません)、さらに左右でスポークの編み方(交差のさせ方)が違ったりするので、頭も混乱しやすいです。振れ取り作業だけは慣れるということがありません。ワタシの場合、ハブフランジ(左右)からホイールに張られたスポークの絵を描いておき、ココを締めたらこうなる、を考えながら作業をします。スポークにもマスキングテープで印をつけて作業するようにしています。
SWISS STOP新旧ブレーキシュー
左:Flash BXP (新)をカートリッジに取付けた状態。
右:Flash (旧)の使用済を外した状態、丸坊主(笑)。
使用済シュー、左右でやや非対称な減り方をしています。MTBの世界では90年代からシュー固定に首振りワッシャーを挟んでいましたが、ロードバイクで首振りワッシャーが使われるようになったのは、00年代後半以降です。ワタシの下駄バイクは2003年モデルなので首振りワッシャーがない世代です。シューの当たりはフレーム&ブレーキキャリパーの作製精度に依存して、大抵はやや左右非対称にシューが減ります(新車時についていたTektro製キャリパーを速攻でシマノ製105に交換して、これでもだいぶマシになっています)。
まぁ今のままでも致命的な偏摩耗は起こらないのと、シューの減りは余裕を見て交換しちゃうので、ワタシ的には首振りワッシャー無しでも構わないんですけどね(首振り無しの方が当たり調整も簡単ですし/笑)。
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